去年末、私は立ち止まっていた
mistressをやる資格が自分にあるのかどうか
私は独りよがりになっているのではないか
独りよがりなmistressほど惨めなものはない
全てをリセットしたい
そんな気持ちになったのを覚えている
何ヶ月もの間、SM、支配関係、主従関係、そういう世界から離れて暮らしていた
忙しかったこともあり
気が付かない内に数ヶ月過ぎていた
寂しいという想いはなかった
でもぽっかり空いた小さな穴があるのは
気がついていた
その穴は大きくなる事は無かったけど
どんな物でも埋めることができない穴だった
そして、その穴からは何かが漏れている気がした
言葉にするのは難しい
私の原動力になるようなものが
流れ落ちていた気がする
垂れ流し続けることに違和感をおぼえ
穴を塞ぐために
自分が心を賭すことができるものを
また探し始めた
あの自分の中が燃えるような衝動は
いつ感じたものだろうか
思い出していた
あぁ、mistressとしてMと向き合っていた時だ
埋められない孤独や寂しさを抱えて
私に逢いに来たMたち
目を見て
Mたちを受け入れ
相手が私に安心して堕ちていくその様を見て
しっかり抱き止める
受け止めたとき
大きく波打つ心音を
何度も聞いた
私が生きてることを実感する瞬間
Mを受け止めた時に湧き上がるエネルギー
そのエネルギーをMに注ぎ
互いに満たし合う関係
きっともう独りよがりになることはない
そう思えた
そして
またmistressとして歩み始めた
このブログはゴスペルとして残していく
見る人が少しでも孤独を緩和できるように
Comments