Story 12 -K-
- ranichinosemistres
- 2023年12月18日
- 読了時間: 1分
扉を開けたら
額を床につけて出迎えてくれたK
長く主従関係の世界から離れていたK
首輪をつけることで
思い出させる
従属することの歓びを
bondageに着替えた私と共に
大きな鏡に映るK
私の足元に座りながら
自分の姿を目の当たりにして
小さく小刻みに息を漏らしていましたね
興奮と愉悦と安堵が入り混じった吐息
とても微笑ましい光景
私の感触、香り、温もり
全てを体に刻み込んで
寂しくなったら思い出しなさい
いつでもこの世界に私は居ますよ
スカビオーサ
花言葉は健気

Comments